親方ひげちゃんのBLOG

雨漏りは天災だと火災保険で対応してもらえるのか?

 

 
家の中で家事をしながらふと見ると、畳に突然水が溜まっている・・
 
えっっ!!
 
びっくりして上を見上げると、シタシタと水が漏れ、天井に濡れたシミが・・
 
最近はこういった雨漏りの連絡が多く弊社への問い合わせをいただいております。
 
 
先月9月18日に鹿児島を襲った台風14号の被害も相当なもので、現在でも多くの案件をいただいております。
 
多くの現場は、雨漏れの応急処置や、保険対応の手続きなど緊急を要する案件が多く、バタバタとしておりました。
 
 
今回の台風被害では、鹿児島県の平地にある家ではそこまで被害は少ないものの。
 
いっぽう高台にあって角地や近隣に空き地がある家には、多くの被害状況が散見されます。
 
高台にあって周りに家が少ないところでは、空いたスペースが起因となり、下からの吹き上げられる強風の通り道となって大きな被害を受けてしまっていました。
 
 
実際に現場に駆けつけてみると、家主さんは動揺していて、どのような対処を取っていいのか分からないといった状況が多いです。
 
 
そのような中、改めて状況を説明していただき、保険の有無を確認しました。
 
 
自分が現在入っている保険の内容も分からないといった方も多かったのですが。
 
保険証書を確認して初めて、火災保険に加入していると分かった方も多くいらっしゃいました。
それもそのはず、こういった非常事態でないと、ご自分で普段からかけている保険証書を、マジマジと観ることはないと言ってもいいでしょう。
 
 
 

自然災害の被害であれば、雨漏りは適用される可能性があります

保険と言いましても、様々なケースがあります。
まずはいったん申請してみないと結果は分からないというのが正直な意見ですが。
結論から言いますと。自然災害であれば、雨漏りは適用される可能性があります。
保険適用のケース
 
「風災」「雪災」「雹(ひょう)災」等の天災被害によるものは適用される可能性があります。
 
今回の場合の多くは、台風被害による影響での雨漏りでした。
そのため、保険を火災保険などに入っていれば、火災保険の適用を受けることができる可能性があり。
また、保険会社によっては、保険が適用されなくても、その会社の条件によっては、「お見舞金」がいただけるケースだってあります。
そうは言っても、雨や雪の吹込みによる雨漏りであっても、適用されない場合もあるので注意が必要です。
保険金と言っても、その家主さんが入っている保険会社や条件等(上限最低金額等)によって対応は異なり、経年劣化と判断された場合は、適用されない可能性があります。
なので弊社といたしましても、お客さんの対応には全力で取り組みますが。
そこの当該保険会社の審査結果が下りるまではその可能性はあっても、保険が適用されるとは断定することができません。

被害発生から、「3年以内」の申請をする

 

この「3年以内」という期限は、保険法で定められている期限です。
そのため、もしあなたが台風被害などにあったら、即座に西谷工業のようなリフォーム会社にすぐにお申込みすることをお勧めします。
この「3年間」という期限が過ぎると、保険適用の時効をむかえ、多くの場合、保険会社から「経年劣化」として判断される可能性が高いので要注意です。

”保険法 第95条
保険給付を請求する権利、保険料の返還を請求する権利及び第63条又は第92条に規定する保険料積立金の払戻しを請求する権利は、3年間行わないときは、時効によって消滅する。”

 

台風被害の修繕の事例

 
 
ここも今回の台風14号による被害を受けた現場です。
連絡を受けたのは、台風の日の翌日です。
急いで現場に駆け付けますと、場所も田上台の高台にある、吹き上げの強風に被害を受けた現場でした。
瓦や屋根も所々に崩壊して、アンテナも倒れ、かなりひどい状況でした。
この屋根は1メートル範囲で四角く穴が開いており、そこから雨漏りをしている状況でした。
 
もう下地も取れて、早急に雨漏りの応急処置が求められます。
そして初めて見たのですが、所々に壊れている瓦の後は、まるで手裏剣のように隣の家に何個も刺さっておりました。
 
 
こういった天災の多くは、自分のところだけではなく、近隣の家や車やカーポートまで損害が及ぶこともあります。
このような状況だったので家の中も、数カ所雨漏りをしていました。
この現場は、その翌日に応急処置を兼ねて、職人さんを手配させていただきました。
このような悲惨な状態でしたので、緊急を要しました。
 
数枚なくなった瓦も補強し、四角くあいた大きな穴をシートでふさぎ、とりあえずの緊急処置を行います。
 
このような状態になった屋根は、問題も山積みでした。
そして工事を進めていきました。
他にも数多くの案件が、災害の修復を待っていますので、万全を尽くしながらキューピッチにでも本気で丁寧に仕上げていきます。
そして今日、この現場近くを通ったのでちょうど工事完了の確認によってみますと。
もうすでに工事は終わり、職人さんはほかの現場に向かったようでした。
 
職人さんが去った後は、そこがさっきまで慌ただしく工事をしている様子を感じさせないほどの静けさがありました。
 
せっかく来たので、挨拶がてらに家のチャイムを押すと、家主様ご夫婦二人とも家の外に出てきてくださいました。
二人のお顔を拝見すると、大きな安どの顔で私に笑顔で対応してくださり、今終わりましたよと教えてくださいました。
弊社の早い対応に満足している様子で、感謝のお言葉をいただきました。
なにか家のことでお困りごとがありましたら、ぜひ、西谷工業にお問い合わせください。
保険対応のご相談、助成金や、適切な塗り替え時期をしっかりとご提案させていただきます。
ここまで最後までお付き合いくださり、誠にありがとうございます。