屋根・外壁の塗装時の注意点

屋根・外壁の塗装時の注意点

大事なのは下地と下塗り。ここをしっかりしないと施工不良だったり耐久性が落ちます。下地や下塗りもしっかり確認しましょう。

屋根瓦の塗装方法(下記で説明しておりますが写真参考)

屋根瓦   屋根瓦

(1)と(2)の違いは下塗りの材料でこんなにも出来上がりが違ってきます。

(1)は下地調整材を使用してます。仕上がりも元瓦のザラザラが塗装により綺麗に平坦になりました。

(2)はプライマーもしくはシーラー使用です。色はついてますが仕上がりが駄目ですね。
この様に下地塗料選定ミスをすると同じ3回塗りでも耐久性は全く違いますのでご注意下さい。

コロニアル屋根の場合

コロニアル屋根   現在一番塗り替え需要の多い屋根材ですが、一番の施工上の注意は屋根の隙間に塗料が入りましたら、しっかり縁切りする事です。

これをする事により雨漏れなどを防ぎます。勾配にない屋根は必ず必須として縁切りタスペーサーを使用下さい。

必ず雨漏れが発生し不具合が生じます。

 
コロニアル屋根   コロニアル屋根

(1)と(2)の瓦屋根の施工と一緒で1が下地調整材、2がプライマーかシーラーです。

上記屋根以外ではモニエル瓦をハウスメーカーさんが良く使用されていますので家の予備瓦等確認してください。
モニエル瓦であればスリラー層の関係がありますので屋根の洗浄は2回以上、そして専用プライマーを2回以上行いスリラー層をしっかり閉じ込めて下さい。

これをしないと施工後剥離ハガレをおこし施工不良になります。 
出来ればスリラー屋根施工士へご相談下さい。(弊社スタッフはスリラー屋根施工資格があります。)

外壁の場合(塗りつぶしの場合)

外壁塗装の場合も一緒ですね、近年サイディング材が昔と比べ非常に塗り替え需要が多くなりました。
ここで一番大切な所は、色を塗りつぶす場合と、新築の時にせっかく悩んで決めた外壁材だから塗りつぶさずに元のデザインを生かしたい場合の2種類あります。

外壁の場合(塗りつぶしの場合)

下地微弾性模様工法   下地微弾性平滑工法   下地プライマーシーラー工法
下地微弾性模様工法   下地微弾性平滑工法   下地プライマーシーラー工法

(1)、(2)、(3)を比較して一目瞭然だと思いますが、塗料の肉持ち感が全然違いますよね。

やはり風雨にさらされる所ですので基材をしっかり守る為には下地塗装に力を入れて家を長持ちさせましょう~~
同じ3回塗りでも、こんなに仕上がりが違うことをご理解頂けましたでしょうか?

もちろん、施工後(3)が一番早く塗り替え周期がきます。この事から施工内容で同じ材料でも工法も金額も違いますので、見積書で相見積もりを取る時は、金額比較ではなく工法や材料・面積の確認、重視して下さい。

外壁工事はシーリング工事も大事です。
弊社はサイディング材の場合は必ずシーリング打ち替え工事を推奨しております。

外壁の場合(塗りつぶさないの場合、又は復元)

素敵な外壁材色が褪せたから色を塗らないといけない。
なんて思ってませんか、デザイン性を生かしてください。また業者任せにして、色でつぶした家もデザインがしっかり復元しますよ。

UVプロテクトクリヤー
UVプロテクトクリヤーUVプロテクトクリヤー

一回塗りつぶした家もデザイン調に復元も出来ます。【施工例】岐阜の(有)三輪塗装様